ストーカー対策
■悪質なストーカー行為
昨今、お困りごと相談、依頼相談で急増しているのが「嫌がらせ行為」「ストーカー行為」です。
ストーカーとは、特定の相手に、待ち伏せやいたずら電話を繰り返したり、盗聴や脅迫などをするなどの行為をする人物のことをいいます。ストーカー事件も大きなニュースとなっており、被害件数も増え続けています。
嫌がらせ行為やストーカー行為は放っておくとエスカレートする場合もあり、大きな事件に発展する場合も考えられます。警察に届けるのも必要ですが、自身で身を守るためにできることを実践していきましょう。
<<悪質なストーカー行為の具体例>>
▲つきまとい行為
待ち伏せ(尾行しつきまとう)
押しかけ(会社や自宅などに押しかける)
見張り(自宅付近で見張っている)
▲監視警告
電話やメール、SNSや掲示板で“常に監視している”ことを伝えてきます。
帰宅直後に「おかえりなさい」
今日の服は何色か(可愛いね、似合うね、など)
その日の行動を見ていたことを教えてくる
▲交際の要求
会いたいことや、付き合って欲しい、など交際を無理矢理に要求してくる。
プレゼント攻撃や過去に付き合っている相手なら「秘密をばらす」などで脅迫をし、無理強いをしてきます。
▲乱暴な言動
公衆の面前で暴言を吐くストーカーもいます。
中には、乱暴な言葉で過去の秘密を暴露するようなことを掲示板に書き込まれるというストーカー行為もあります。
▲無言電話、大量のメール
不安をあおる無言電話が頻繁にあったり、大量のメールを送りつけてくるのもストーカー行為。
頼んでもいない宅配便が届くこともあります。
▲名誉毀損
ネットや悪質になると近所へわかるように、家に張り紙をされたり、近所のポストに名誉毀損となる内容のチラシを作りポストインするストーカー行為もあります。
▲性的ないやがらせ
卑猥な画像を送りつけてくる
過去の性的な関係を話してくる
■パートナーの不倫・浮気相手がストーカーの場合も
ストーカーをされている、と感じていても相手を特定できないことが多くあります。
一方的に愛情を持たれ、ストーカー行為をされていることもあるからです。
反対に、ストーカーは誰かが特定されることもあります。かつての恋人・不倫相手・浮気相手という倍は、ストーカー行為がされた時点で“あの人だ”と直感的にわかる場合も。
また、調査を進めていき、結果として、かつての恋人、不倫相手・浮気相手ということがわかった事例も多くあります。
中には、ストーカーがパートナーの不倫相手・浮気相手ということもあります。嫉妬に狂ったパートナーの不倫相手・浮気相手がストーカー行為を繰り返し、離婚まで追いやるとい。う事例もあげられています。
いずれにしても、ストーカーが誰かを追及するのには、探偵社の力を借りることがベストです。
ひとりでは危険がともないますし、警察を動かすためにも、証拠集めが必要になるからです。
■ストーカー対策
・警察に相談
加害者に対して警告、禁止命令、禁止命令の罰則、と三段階で対応していきます。
・SNSに注意
SNSから洩れる個人情報には注意をしましょう。写真投稿などで不用意に住所がバレてしまうこともあります。
・防犯グッズ
夜道を歩くときなど危険がいっぱいです。防犯グッズは必須アイテムです。
・記録保存
メールや電話など証拠となるものは保存します。被害届けの物証となります。
▲弁護士や探偵事務所に依頼▲
探偵のプロは、監視調査で現状把握を行います。誰がストーカー行為をしているのか、嫌がらせ行為をしているのかを調べていきます。その調査結果を警察に届けることで、警察は対処してれます。
「ストーカーが誰だかわからない」という場合など、探偵社に依頼することで、身分が判明します。探偵なら、相手を刺激せず事実確認や相手の素行調査を行うことができます。ストーカーの被害が大きくならないための予防として、視野にいれていきましょう。
▲改正ストーカー行為など規制法が施行されました▲
2017年、改正ストーカー規制法が施行されました。
主な改正点としては、SNSでメッセージなどを連続送信すること、ブログに執拗な書き込みをつきまとい行為に追加。ストーカー行為の罪である懲役刑の上限を6月以下から1年以下に引き上げ。非親告罪(告訴しなくてもよい)に変更。ストーカー行為のおそれがある人物と知りながら被害者の住所氏名などの情報を提供することの禁止などです。