離婚調停と裁判について
■離婚調停と裁判について
離婚調停とは、夫婦間での話し合い(協議離婚）で解決できないとき、離婚に向けての話し合いを行います。間に調停委員が入り、事務的に離婚に向けての話し合いを進めていきます。
この話し合い(離婚調停）で解決しない場合に離婚裁判になります。離婚裁判は、離婚調停を経てから実施されるものです。
家庭裁判所で行う離婚調停では、家事審判官1名（＝裁判官）と家事調停委員2名以上で構成する「調停委員会」が調停を行います。家事調停委員は、弁護士や専門知識・経験などのある40歳から70歳未満の人の中から最高裁判所が任命します。調停は、別々に話を聞いてもらえます。お互いに顔を合わせなくても話しあうことができるのが離婚調停です。
■離婚調停の流れ
▲調停離婚の申立て
調停の申し立ては、相手側の住民票のある地域の家庭裁判所で行います。
ただし、双方の合意があれば、合意した家庭裁判所に申し立てます。
・申立書 ・申立書付票 ・夫婦の戸籍標本 （各1通）
申立書には、申立人と相手方の「本籍」「住所」「電話番号」「呼び出し用の住所など」「氏名」「生年月日」「職業」「勤務先所在地・電話番号」を記載します。
・申立ての趣旨では、親権者についてなどを記載します。
・申立ての実情では、同居を開始した日と別居をした日などを書き、簡潔に離婚までの経緯を書きます。（相手の浮気・不倫しているなどを含めて記載しましょう）
・申立ての動機では、性格の不一致、DV、酒癖が悪い、浪費、借金、などあらゆる理由を記載します。不倫や浮気は大きな動機になるので、もらさずに必ず記載しましょう。
・費用は印紙代900円と切手（およそ800円程度）を収めます。
▲呼出状送付
申立てが受理されると、担当書記官の名前でそれぞれに呼出状が届きます。
1回目の調停日付が記載されているので、家庭裁判所に出向きます。
▲調停
調停は法廷で行われる事はなく、調停室で行います。また、申立側・相手方は待合室で調停室に呼ばれるのを待ち、個別に調停室で話し合いを行います。
ここでは別々に話し合いますので、後悔しないよう、自分の意見を述べるようにしましょう。
親権や財産分与などの希望や慰謝料についてもしっかりと希望を言いましょう。
時間はだいたい2～3時間です。
▲2回目以降の調停
納得のいく結論がでるまで、調停が行われます。通常は、半年～1年程度で結論が出ます。
調停期日は、1ヶ月に1回程度の割合で開かれ、原則として本人が出頭しなければなりません。理由なく出頭しない時は、5万円の過料に処せられてしまいます。必ず出頭できる日に決めておきましょう。
離婚調停は、話し合いですから一方が拒否すると「不調」となり、成立しません。その場合は、「離婚裁判」の手続を開始するか、協議を独自に進めるかという事になります。
▲離婚調停の成立
調停で合意が成立すれば、「調停証書」が作成され、調停成立になりｍす。
「調停証書」は、確定判決と同様の効力がありますから、成立する事によって離婚となります。
その際は、申立人が調停証書の謄本を添えて、10日以内に戸籍係に届け出る事になります。また、家庭裁判所の書記官が調停で離婚が成立した事を、本人の本籍地の戸籍係に通知します。
▲離婚調停の不成立
離婚調停において、話し合いが平行線で結論が出ないときは、離婚審判になります。いわゆる、家庭裁判所が行う強制的な離婚です。例えば、夫婦の離婚は合意しているが、子供の親権について決まらないときや、浮気や不倫を含めて慰謝料の額がきまらないときなど、家事審判官（＝裁判官）が職権で家事調停委員の意見を聞き、審判によって強制的に離婚を確定します。
■離婚調停での探偵社の活躍
・探偵社は証拠書類を収集するプロ
探偵社は離婚調停で必要な証拠書類を収集することができます。
突然離婚を申し立てら、その真意がわからないときや相手が突然家を出て行ってしまい、どこにいるのかわからない時など、探偵社の力が必要になります。
浮気や不倫が原因で別れる場合、証拠書類が必須にもなってくるケースが多いので、探偵社にお願いすると良いでしょう。
口頭で「相手の浮気・不倫」を証明することは難しいのです。相手が浮気・不倫を拒否してしまったら、どうにもなりません。浮気・不倫の証拠があれば、有利に離婚調停が進みます。
・離婚の原因などを解明する
当然、離婚を言い出され調停から呼び出しがあったというケースもあります。その場合、探偵は調査を行い、実態を解明していきます。相手が浮気をしていた、不倫をしていた、ということも判明することがあります。
探偵は、様々な知識や特殊技能を身につけています。特に、第三者が夫婦の離婚に立ち入って、離婚の条件などを決めていく離婚調停では、客観性の高い証拠は必須です。
離婚で苦しい心情をお察ししますが、離婚にミスは許されません。浮気・不倫などで必要な証拠品は、探偵社に依頼をしていきましょう。
・浮気不倫など調査能力に優れた探偵
ほとんどの探偵は多くの浮気調査を通して、多くの離婚事案を見てきています。探偵社への依頼は、浮気・不倫調査が圧倒的に多いので、その道のプロが在籍している探偵社・興信所も多くあります。
離婚調停で浮気不倫など証拠収集が必要な場合で探偵社・興信所をお探しの場合は、ひとりの判断で探偵社を選ぶことは危険です。まずは、探偵プロ(探偵PRO)の無料相談をお受けください。
探偵プロ(探偵PRO)は、ご依頼をご希望の方に全国の探偵社・興信所をご紹介するシステムです。相談内容や料金の目安などを加味して、ご依頼者の希望に合った探偵社・興信所をご紹介いたします。
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